規格外のものを運ぶには?形状の異なる便利な4種類の特殊コンテナをご紹介!
コンテナと聞くと、「四角くて大きな鉄骨の箱」をイメージする人が多いのではないでしょうか。
コンテナには非常に多くの種類があり、それぞれで用途が異なるのが特徴です。
今回は、コンテナの主な種類を形状別にご紹介していきます。
天井から貨物を詰める「オープントップコンテナ」
「オープントップコンテナ」は、コンテナの天井部分が開放されている形状の特殊コンテナです。
天井部分が開いているため、ドアからだけでなく上からクレーン車などを利用して貨物を詰め込めるのが最大の特徴。
入り口を通らないような大きな貨物や、長さのある貨物を詰め込むのに最適なコンテナといえるでしょう。
輸送中は海水による影響などを避けるため、天井部分を防水シートで覆います。
また、オープントップコンテナのなかには、貨物を詰め込んだ後で天井部分に1枚ハッチを取りつけられるタイプも。そちらであれば、より貨物の安全が保障されるでしょう。
規格外の貨物に有効な「フラットラックコンテナ」
「フラットラックコンテナ」は、天井と側面がない形状のコンテナのことです。天井と側面部分の壁がないため、より柔軟な貨物積載が可能となります。
通常のコンテナに入らない長尺物の貨物や大きな貨物を積載したいときに使用するケースが一般的です。そうした用途を考え、フラットラックコンテナの床の強度は、その他のコンテナに比べて高いのが特徴です。
また、「側面がない」というフラットラックコンテナの特徴を利用して、複数個をつなげることもできます。1つのコンテナでは入りきらないような巨大な貨物も積載できるようになるため、さまざまな場面で活躍します。
飲料から高圧ガスまで安全に運ぶ「タンクコンテナ」
「タンクコンテナ」とは、銅製のフレームのコンテナ内にタンクが備えつけられているタイプを指します。
特徴は、「液体貨物」や「気体貨物」を運ぶコンテナであるということ。酒類や水、ジュースといった日常生活で親しんでいる飲料はもちろん、液体化学製品や高圧ガスなどといった危険度の高い液体・気体を輸送する際にも利用されます。
こうした用途から、タンクコンテナは高い安全性を備えているのが大きな特徴。また、コンテナ枠、タンクともに寿命が長い点も「違い」といえるかもしれません。
想定された用途の範囲内で使用していれば、15年以上は使い続けられるとされています。
大型家具などを運ぶのに適した「ハイキューブコンテナ」
通常のコンテナに比べて高さのあるコンテナは「ハイキューブコンテナ」といわれています。
通常のコンテナの高さが「8フィート6インチ(2.591m)」なのに対し、ハイキューブコンテナは「9フィート6インチ(2.896m)」と、およそ1フィート高いのが形状的特徴です。
これにより、貨物を収納する容積は12%も増えるとされており、大型家具などを輸送する際に使用されています。
ハイキューブコンテナの魅力は、容積が多いにもかかわらず、海上輸送なら通常のコンテナと同じ料金で使用できる点です。
ただし、日本の道路を使用して輸送する場合は特殊車両通行許可申請を行う必要があるので覚えておきましょう。
コンテナ購入に興味があるならジャカコンへ
今回ご紹介した「オープントップコンテナ」「フラットラックコンテナ」「タンクコンテナ」「ハイキューブコンテナ」以外にも、コンテナには多くの種類が存在します。
ビジネスでもプライベートでもコンテナの使用に興味がある方は、ぜひ一度ジャカコン西日本までご相談ください。
ジャカコンでは今回ご紹介したコンテナ以外にも、さまざまな種類を取り揃えております。
必ず、用途に沿ったコンテナを見つけることができるでしょう。